長崎市銅座町、宝町などで冠水被害 潮位が上昇 あびき現象 3/21

 長崎市の長崎港周辺の道路で21日夜、冠水が相次いだ。長崎地方気象台によると、短い周期で海面が大きく上下する「副振動(あびき)」と呼ばれる現象が発生し、午後8時40分ごろから午後9時20分までに約30分周期で最大105センチの高低差を観測した。長崎市消防局によると午後9時半時点でけが人の情報は入っていない。長崎県警によると冠水はおさまっているという。

 副振動は高潮や津波とは異なり、海面上の気圧の振動などが原因で発生すると考えられている海面の昇降。冬から春にかけて、九州西岸の入り江などで高低差が大きくなりやすい。長崎港では21日午後8時35分が大潮の満潮だった。そこに副振動による海面上昇が重なり、潮位が異常に高くなったとみられる。

 市消防局によると、浦上川沿いの稲佐地区や市中心部の銅座地区が一時冠水した。JR九州は長崎線の浦上―長崎間で線路が冠水したため、午後8時45分ごろから約1時間半、運転を見合わせた。

出典:朝日新聞

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